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    <title>石婚書舗</title>
    <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com</link>
    <description>石婚書舗・小説更新情報</description>
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    <copyright>Copyright ©2026 いろは（iroha）＠低浮上.</copyright>
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      <title>惚れ薬自飲タグ（ついのべ／ハピエン） - 短編集</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/382/section/8283</link>
      <pubDate>Sun, 13 Feb 2022 09:54:00 +0900</pubDate>
      <description>ツイノベやあちこちに書き散らしたものをまとめるための短編集です。
基本ＢＬですが未満もあり。ハピエン・メリバ・バドエンなどはタイトルに注記します。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「これが最後のチャンスだよ。分かっているね？」
　口元は笑っているのに、目は笑っていない。娼館の女主人は冷たくそう言い捨てると、僕に小さな瓶を握らせて廊下へと蹴り出した。この瓶の中の薬は高級なものなのだという。そして、その効果の絶大さを僕は身をもって知っていた。

（どうして、みんなみたいに上手くできないんだろう……）
　瓶の中の媚薬はうっとりする匂いを漂わせていて、一度飲めばお客さんを喜ばせることができるのだと、同じ館のみんなは言っているのに。
（いつも、具合悪くなるんだ……）
　粗相をしなければ、とても頑張った方。ひどい頭痛と嘔吐の波を必死に堪えても、僕に与えられるのはお客さんと女主人の罵詈雑言や強い叱責だけ。みんなみたいに、僕も美味しいごはんが食べたい。でも、今日もお客さんを喜ばせられなかったら――。
　みんなは猫の耳と尾なのに、僕は一人だけ違う。しょんぼりとしてしまった大きな尻尾を...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>声を上げて泣けBLタグ（ついのべ／ハピエン） - 短編集</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/382/section/8284</link>
      <pubDate>Sun, 13 Feb 2022 09:54:00 +0900</pubDate>
      <description>ツイノベやあちこちに書き散らしたものをまとめるための短編集です。
基本ＢＬですが未満もあり。ハピエン・メリバ・バドエンなどはタイトルに注記します。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「泣く時は声を上げて泣きなさい。そうじゃないと、誰にも気づいてもらえないよ」
　そう言ったあのひとは、声を上げずに死んだ。

（俺が声を上げて泣いても、気づいてくれるのはきっとあなただけだったのに）
　幼い頃から、死との境目は曖昧だった。自分に近い人々が死んでも、悼む気持ちはあっても涙は出てこない。誰もが彼の持つ血の尊さにひれ伏し、愛想笑いだけをむけてきた。

　先生。
　彼をそう呼べたのは、ほんの一時のこと。それでも、『楽しい』という感情を教えてくれたのは、あのひとだけだった。正確にいえば、あのひとのそばにいる時だけ世界は美しく見えて、少しのことも楽しく思えた。あのひとがいない世界には色彩などなく、淡々と時間だけが流れていく。

　王位を巡る争いに巻き込まれた時も、怒りすら感じなかった。この国を滅ぼさなかったのは、彼が好きだった景色を残しておくため。そして。人々が言う通りまさしく自分は化...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>運命の番の元恋人タグ（ついのべ／ハピエン） - 短編集</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/382/section/8282</link>
      <pubDate>Sun, 13 Feb 2022 09:34:00 +0900</pubDate>
      <description>ツイノベやあちこちに書き散らしたものをまとめるための短編集です。
基本ＢＬですが未満もあり。ハピエン・メリバ・バドエンなどはタイトルに注記します。</description>
      <content:encoded><![CDATA[『運命の前には、ひとときの恋愛感情なんて何の意味も持たない』

　俺の目の前で幸せそうに笑い合う二人にはもう見えていないだろうが、俺は小さく手を振って踵を返した。

（最後まで抵抗してやろうと思ったのに……）

　最愛の男が、自分の運命に出会った瞬間の、あの顔。
　それから、やっと俺の存在を思い出したと言わんばかりの気まずそうな表情を思い返して、俺は笑った。

（だから言ったんだ。アルファだのオメガだのって、俺は付き合いたくないと）
　アルファ男の熱意に負けて、いつの間にかこのまま、あいつと生きていくのだろうと思い始めた矢先のことだった。少なくとも、あいつの幸せを考えたら――俺が身を引くしかないじゃないか。

「これは魔導士殿。今日はいつも一緒の騎士殿はおられないのか？」
　からかい口調で声をかけてきたのはあいつの年下上司である騎士団長。そして俺の幼馴染でもある男だ。

『幸せになれよ』と...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>夜渡る月の惜しからざりし（和風／ハピエン） - 短編集</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/382/section/8281</link>
      <pubDate>Sun, 13 Feb 2022 09:19:00 +0900</pubDate>
      <description>ツイノベやあちこちに書き散らしたものをまとめるための短編集です。
基本ＢＬですが未満もあり。ハピエン・メリバ・バドエンなどはタイトルに注記します。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「龍の首に光る、五色の珠……ですか？」
　うむ！　と、大納言――大伴御行は機嫌よく頷き返した。御簾越しではあるものの、ずっと恋文を送り続けてきた姫との対面をようやく許されて、御行は帰宅の途についてもずっと浮かれに浮かれまくっていた。
　一の従者である橘が、御行の話に呆れ顔になり始めている。しかし、御行も自分が得たばかりの契機に興奮するのを止められないでいた。
「なんと、かぐや姫から試練を与えられたのはたったの五人であったのだぞ！　私の想いを姫に試していただく契機を得られたのは僥倖。それでだな、橘。なんでも、海を越えた先に龍が住まう地があるというのだ。見事、五色の珠を龍の首より持ち帰ることができれば……今世一番と誉れ高いかぐや姫が、なんと私の……つつつ、妻に！」
「我が君。龍は、そんな珠など持っておりませんよ」
　自分で求婚を申し入れているのに、妻という言葉にいちいち照れてしまう御行だったが...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>01 - アルファ皇帝と花売りオメガ</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/379/section/8271</link>
      <pubDate>Fri, 11 Feb 2022 14:36:00 +0900</pubDate>
      <description>オメガバースものの書きかけ供養です。皇帝（アルファ）×元隣国の王子（オメガ）
花や植物に作用する異能を持つライ。生国から追放されてしまい、元騎士とともに帝国の片隅でひっそりと生きているが、生きていくにはお金がいる。
ある日お城で使用人の募集がかかっているのを知り運試しに行ってみるが……。
※元騎士はクズです。暴力表現も注意。まだ序盤。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「……お金が、足りません……」
　このセリフを、いったい何度繰り返しただろう。項垂れた頼りない肩に、大きなオウムが止まった。

『オカネ、ナイネー。トリニク、タベルー？』
「……食べませんよ」
　陽気な声で、さらっと怖いことを言うオウムの口ばしを撫でてやる。確かに、ここしばらく肉や魚といった贅沢品を口にした記憶がない。隣家から漂う、美味しそうな香りで満足し、野草を調理して腹を満たす日々だ。オウムの方が、自分よりも栄養価の高い餌を食べているかもしれない。

「このままでは、共倒れになってしまう。エムニスはダメだと言うけど……やはり、私がもっと働かなければ」
『ハナ、ウルオカネジャ、タリナイネー？』
　そうなんだよ……と青年はまた一つ嘆息した。

　彼らが住んでいるのは、広大な領地を誇るアウロラ帝国、帝都の片隅だ。帝都の中でも下層とされる人々が住居するこの地域に、青年たちが移り住んでやっと一年...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>02 - アルファ皇帝と花売りオメガ</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/379/section/8272</link>
      <pubDate>Fri, 11 Feb 2022 14:36:00 +0900</pubDate>
      <description>オメガバースものの書きかけ供養です。皇帝（アルファ）×元隣国の王子（オメガ）
花や植物に作用する異能を持つライ。生国から追放されてしまい、元騎士とともに帝国の片隅でひっそりと生きているが、生きていくにはお金がいる。
ある日お城で使用人の募集がかかっているのを知り運試しに行ってみるが……。
※元騎士はクズです。暴力表現も注意。まだ序盤。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「これは……素晴らしいですね」
「そうだろう。ここは、自分も気に入っているんだ」
　明るく笑うアーテルに手を引かれたまま、ライは目の前に広がる光景に目を奪われていた。フォンスの王城にもそれなりに大きな庭はあったけれど、目の前の光景はまさしく花園だ。ライの後ろには、アーテルの従者らしい男たちが複数従ってきていて、ライは目の前の光景と後ろとをせわしなく見ていた。

「ああ、従者たちのことは気にしないで。そのうち、気にする余裕もなくなると思うけれど――」
　ようやくアーテルが手を離した。そう思ったのに、頬に手のひらが差し伸ばされて、ライは相手をじっと見上げる。この世界ではごくありふれた、茶色の髪に深い蒼の持ち主だ。だが男らしく整った顔立ちは、大層女性にもてるだろうな、と男の顔をじっと見ながら、ライは内心思った。

「アーテル殿下！！　こちらにいらっしゃいましたか。まだ講義は終わっておりませんぞー...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>03 - アルファ皇帝と花売りオメガ</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/379/section/8273</link>
      <pubDate>Fri, 11 Feb 2022 14:36:00 +0900</pubDate>
      <description>オメガバースものの書きかけ供養です。皇帝（アルファ）×元隣国の王子（オメガ）
花や植物に作用する異能を持つライ。生国から追放されてしまい、元騎士とともに帝国の片隅でひっそりと生きているが、生きていくにはお金がいる。
ある日お城で使用人の募集がかかっているのを知り運試しに行ってみるが……。
※元騎士はクズです。暴力表現も注意。まだ序盤。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「お目覚めでしょうか」
　ふわふわとした、心地よい寝台。ふっと目を覚ましたライだったが、部屋の内装の美しさに、まだ自分が夢の中にいるのかと困惑していると、女性が声をかけてきた。

「あの、ここは……」
「良かった！　そろそろ、医官殿をお呼びしようか悩んでいたところなのです。覚えていらっしゃいますか、花園でお倒れになられたそうですよ」
　髪をきっちりと結い上げた侍女は、ライが目を覚ましたことに安堵した様子だ。身体に熱はまだ残っているものの、それよりも異能を使い過ぎた影響の方が強い。気怠いのを押し隠しながら、「ご迷惑をおかけしました」と何とか声を出した。

「いいえ、お気になさらず。陛下が直接、こちらのお部屋にお連れになられた時は驚きましたわ。わたくしはこちら、ソムヌス宮にてお仕えしている、セリと申します。あなた様のお世話をするよう、陛下直々に申し付かっておりますので、何の遠慮もせずお申し付け...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>04 - アルファ皇帝と花売りオメガ</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/379/section/8274</link>
      <pubDate>Fri, 11 Feb 2022 14:36:00 +0900</pubDate>
      <description>オメガバースものの書きかけ供養です。皇帝（アルファ）×元隣国の王子（オメガ）
花や植物に作用する異能を持つライ。生国から追放されてしまい、元騎士とともに帝国の片隅でひっそりと生きているが、生きていくにはお金がいる。
ある日お城で使用人の募集がかかっているのを知り運試しに行ってみるが……。
※元騎士はクズです。暴力表現も注意。まだ序盤。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「見つからない？」
「はい。部屋を一つ一つ、確かめましたがどこにも……」
　頭を下げた侍従たちに、「分かった」と言い、下がらせる。窓の外は既に暗い。もしかしたら、とっくに城の外に出ていたのだろうか。執務室から人を追い払うと、一気に部屋の中が静まり返る。ようやく息を大きく吐き出したところで、アウロラの皇帝――ラトラは書類から目を離した。

（何故泣いていたのかを、知りたかった気がする）
　気晴らしのつもりで庭に降りたが、そこには黒い髪の青年が眠っていた。何の変哲もない、あえていうなら痩せた青年だと初見は思った……のだが。緑がかったはしばみ色の瞳。あの色は北方でたまに現れる色だ。美しい、と思ったのは久しぶりだな、と彼は思い返していた。

（それにしても、あの花を咲かせた異能は、見事だったな）
　異能を持つ者たちがいることは、当然ラトラも知っている。異能を使って生活費を稼ぐ者たちなど、アウロラの...]]></content:encoded>
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    <item>
      <title>05 - アルファ皇帝と花売りオメガ</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/379/section/8275</link>
      <pubDate>Fri, 11 Feb 2022 14:36:00 +0900</pubDate>
      <description>オメガバースものの書きかけ供養です。皇帝（アルファ）×元隣国の王子（オメガ）
花や植物に作用する異能を持つライ。生国から追放されてしまい、元騎士とともに帝国の片隅でひっそりと生きているが、生きていくにはお金がいる。
ある日お城で使用人の募集がかかっているのを知り運試しに行ってみるが……。
※元騎士はクズです。暴力表現も注意。まだ序盤。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「ラトラさん！」
　遠くからラトラを呼び、駆け寄って来た青年を見て、ラトラも立ち止まった。青年の手には、花の代わりに薬草らしい葉っぱがたくさん見えている。すっかり医官見習いの帽子にも見慣れてきた。相変わらず、首には包帯を巻いたままではあるが。

「めずらしいですね、ラトラさんが夜ではなく昼にいらっしゃるなんて。もしかして、これからお出かけですか？」
　今日は軍装をしているからか、ライが、手に持っていた薬草をカゴに移し替えながら、そわそわとしている。「ああ。これから軍議だ」と短く返すと、「ぐんぎ……」と間の抜けた返事が戻って来た。

「あ、それじゃあ……今日はお時間ないですよね」
「何かあったか？」
　そうラトラが返すと、ライが照れたように笑う。

　ラトラが療養所に訪れるのは、大概夜だ。兵を慰問すること。自分用の薬を受け取ること。そしてそこに、ライの様子を見ることも最近目的に加わった。ライ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>02 - おはらい猫の首に鈴</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/377/section/8260</link>
      <pubDate>Thu, 10 Feb 2022 20:28:00 +0900</pubDate>
      <description>猫や犬など亜人たちが人と共に生きている世界線。
猫族では稀有な三毛のフクは仕事そのものには優秀なものの、すぐ眠くなってしまうのでどこに行ってもすぐクビになる。
そんな彼が慰めにもらったのは一枚の宝くじだった。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「あの、ケガはないですか？　ごめんね、もしかしたら何かを取りに行きたかったのかもしれないけど……」
　ようやく、馬車に轢かれかけた張本人――子どもが目を覚まし、声をかけることができた。フクが一人で住んでいる小さな家の、お粗末な寝台で横になっている幼子に合わせて片膝をつく。子どもは「もしかして、お兄さんはボクのことが見えるの？」と体を起こしながら不思議なことを口にした。まん丸な瞳。瞳孔は縦に割れていて、一見は猫の亜人にも見える。しかし、フクの額に触れてきた手のひらはびっくりするくらい冷たい。
「ええと……もしかして蛇族さん、ですか？　はじめましてですね！　ちゃんと見えていますよ」
　その冷たさに、ぴやっと体を震わせてからフクが返事をすると、子どもはパチパチとまん丸な目を瞬かせ、コクンと頷いてみせた。
「お兄さん、常になんとなく不幸でしょ。不憫の神が憑りついてたもの」
「えっ？！　不憫の神って...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>03 - おはらい猫の首に鈴</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/377/section/8261</link>
      <pubDate>Thu, 10 Feb 2022 20:28:00 +0900</pubDate>
      <description>猫や犬など亜人たちが人と共に生きている世界線。
猫族では稀有な三毛のフクは仕事そのものには優秀なものの、すぐ眠くなってしまうのでどこに行ってもすぐクビになる。
そんな彼が慰めにもらったのは一枚の宝くじだった。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「お前の家って、リーンノウル地区だったよな。そっちに出没しているらしいぞ」
「えええっ！！！」
　フクの家は、魔獣に襲われたらひとたまりもないくらいの小さい家だ。「早く戻った方が良い」と重ねて言われて、フクは自分の家への近道を急いで走った。

　小さな家だけれど、今は遠くに暮らしている兄弟からもらった贈りものや明日着る服、今夜食べようと大事に取っておいた大好物の魚の缶詰を置いている。必死に駆けたものの、フクが着くまでの間に、小さな家は魔獣によって蹂躙されてしまっていた。しかも、それだけではなく、火を吹くタイプだったらしく――木でできた小さな家は、フクの前で消し炭と化していた。

「お……おれの、おうちが……なくなっている……」
　他の家に仕える時は帰って来られないこともあるが、猫族にとって家はとても大切なものだ。
（おうちでのんびり寝ていられる生活って……どこにありますか、神さま）
　くじ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>01 - おはらい猫の首に鈴</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/377/section/8259</link>
      <pubDate>Wed, 09 Feb 2022 22:32:00 +0900</pubDate>
      <description>猫や犬など亜人たちが人と共に生きている世界線。
猫族では稀有な三毛のフクは仕事そのものには優秀なものの、すぐ眠くなってしまうのでどこに行ってもすぐクビになる。
そんな彼が慰めにもらったのは一枚の宝くじだった。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「……また、やってしまいました」

　耳も尾も、しょんぼりと垂れている。ここしばらくの間お世話になっていた貴族の邸から、正しく首根っこを掴まれてポイっと追い出されたのが、つい先ほどのこと。家路までの道をわざと遠回りしてとぼとぼと歩く青年には、猫の亜人特有とされる三角の耳と長い尾が生えている。唯一仲良くしてくれた使用人からお金がいっぱいあたるかも、というくじを以前に一枚だけもらったが、それ以外は無一文だ。

　『ねずみ』と呼ばれる小さな魔獣の侵入を、勇敢かつ優れた魔力でもって防ぐために重宝される猫の亜人。その中でも殊更めずらしい『三毛色』の耳と尾持ちで、柔らかな黒の髪に明るい薄緑の瞳を併せ持つフクは、見た目だけで選ばれることが多い。そうして、フクを雇い入れた人々は毎回「がっかりした」とあっさりフクを追い出すのだ。

　他の猫亜人たちと比べ、猫の本能が強く出ているのか、フクは幼い頃から気を抜く...]]></content:encoded>
    </item>
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      <title> - 正しくつくられた犬神のお話</title>
      <link>https://ishikunagi.kashi-hondana.com/author/page/374/section/8239</link>
      <pubDate>Sun, 06 Feb 2022 11:13:00 +0900</pubDate>
      <description>無理やり生み出された、禍々しい犬神。そんな己に笑いかけてきたのは呪殺しろと命じられた相手だった。
陰陽師×犬神</description>
      <content:encoded><![CDATA[「なんという、醜い」
　自分を残虐な手法で生み出した主とやらは、そう吐き捨てるように言った。
　――憎い。苦しい。
　憎くて、今すぐにでもその喉元に喰らいついてやりたいのに、身体は動かなかった。
「しかも、失敗か！　まあ、良い。打ち返されたところで、我にまで呪詛が返ってくることはないのだから。……行け！」
　呪言とともに、自分が次になすべきことが頭の中に入ってくる。その通りに身体が動き出し、彼はあがいた。苦しそうに唸り声を上げながら四肢をよろめかせ、広い路地を掠め飛ぶ。

　大門を苦労して乗り越え、庭へと転げ落ち、その先で彼は主が呪詛する相手を捉えた。ぞわりと気持ちの悪い感触がして、人に似た異形へと己の姿が変わっていく。月の影にあってもなお、己の存在は暗かった。

「夜這いをするには、随分と物騒だな」
　男が、涼やかな低い声で笑った。この目にははっきりと、自分が祟るべき相手が映る。だが、そ...]]></content:encoded>
    </item>
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